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【報告+スライド共有】文化政策ゼミ#1【コロナ禍を経て〜求められる文化芸術への支援のカタチ】

 2020年12月1日に開催した、文化政策ゼミ#1【コロナ禍を経て〜求められる文化芸術への支援のカタチ】を企画・司会進行を担当した、会員の山岡です。

 諸事情により、報告文とゼミで使用した、ゲストの作田知樹さんが本ゼミのために作成下さったスライドのシェアが遅れ、大変申し訳ありません。



 平日の午後、ということで、視聴者がいないのでは、と言う不安の声を聞きつつ開催したのですが、ゼロでも良いからライブ配信を試しにやってみようと、会員の祝大輔監督にzoomウェビナーの操作をお願いして、やってみると、私の想像を上回る数の方々がライブ配信をご視聴下さり、また、とても良い質問も頂きました。私が初司会に緊張して、やたらプリントした原稿を見て読むという失態を繰り返したことを除いては、ご登壇下さった作田さん、土屋豊監督、深田晃司監督、舩橋淳監督、Zoomを担当下さった祝大輔監督、他、ウェビナーの操作テストにご協力頂いた会員の皆さん、ご視聴下さった皆さんのご協力で、良い形で開催出来たと、ほっと肩をなでおろしました。この場を借りて、ご協力いただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。


 企画のきっかけは、2019年に起きたあいちトリエンナーレに対する文化庁の補助金不交付問題や、『宮本から君へ』の助成金を芸術文化振興会が「公益性の観点」から取り消したこと、しんゆり映画祭での『主戦場』上映中止問題など、一連の出来事の存在感が、2020年〜のコロナ騒動や、映画界の労働環境問題、文化庁の文化芸術活動継続支援事業などの動きで薄れてしまうのでは、という恐れからでした。


 日本が、どのような考え方で、どのように文化政策を実施していくかーそれは、この国に生まれ、作品の制作者として生きて行くことを決めた国民にとって、大切なことのはずです。でも、2019年11月8日に日比谷コンベンション大ホールで行われた、ReFreedom_AICHI主催の「文化庁への補助金不交付決定撤回を求めるミーティング」に、映画関係者はほとんど見かけず、その後、文化庁前でのアピールで、芸大大学院映像研究科映画専攻の教授をされている諏訪敦彦監督が合流されましたが、美術界と映画界の分裂を感じた時でもありました。同じ国で同じ問題に直面するのだから、もう少し情報共有すべきなのでは…と、感じました。2019年のこの時【写真】が、コロナ禍以前の懐かしい記憶になりつつありますが、今後も考えていかねばならないと思います。






 以下、独立映画鍋Youtubeチャンネルで本ゼミの動画が公開されています。添付した作田さんのスライドを参照に、ご覧頂ければと思います。


文化政策ゼミ#1 企画・司会進行担当:山岡瑞子
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