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鍋講座vol.40 「これからの文化助成を考える 〜2018年度文化庁文化芸術助成制度の改変を受けて〜」


 文化庁の芸術文化振興費補助金のうち、映画製作への支援に関する規約が今年度より大きく変わったことは皆さんご存知でしょうか?
 文化への助成金は何のためにあるのでしょう。その重要な役割のひとつが多様性の創出です。表現の多様性を保つことは、思想の多様性、民族の多様性、ジェンダーの多様性が社会に可視化されることに繋がります。また表現の質そのものの多様性もあります。芸術の価値は必ずしも同時代的な経済評価、つまりヒットしたかどうかのみでは計りきれないので、欧米においては商業性、娯楽性の高い「エンタメ」映画と、必ずしも商業性の高くない「アート」映画が共存できる環境を公共の資金が準備しています。
 しかしこれまで、日本の助成金制度は単年度に縛られた短い期限や、支援を必要とするインディペンデント映画の実情に添わない製作予算の下限などが問題点として指摘されてきました。それが今年度より改善され、映画人にとってより使い易い制度へと生まれ変わったと聞きます。
 鍋講座vol.40では、文化庁より戸田桂氏(芸術文化課文化芸術調査官映画担当)、日本芸術文化振興会より裏山晃生氏(企画調査課長)をお招きし、助成制度のどこが改善されたのかを具体的に共有し、その経緯や思いを伺います。
 また、第二部では今後、低予算、ドキュメンタリー、国際共同制作など多岐に渡る助成制度をよりよくしていくために私たちは何を考え、為してゆけばよいのかを皆で考えます。
第一部 新しい助成制度を知る
ゲスト:戸田桂(文化庁芸術文化課文化芸術調査官映画担当)
    裏山晃生(日本芸術文化振興会企画調査課)
    聞き手:深田晃司
第二部 これからの助成制度を考える
ゲスト:戸田桂・深田晃司 司会:舩橋淳
《プロフィール》
・戸田 桂
(社)日本映画テレビ技術協会事務局にて「映画テレビ技術」の編集等を担当した後、映画研究者。平成29年4月より文化庁芸術文化調査官として、主に日本の映画とメディア芸術振興に関する施策に従事している。
・裏山晃生
文化庁にて政策課会計室、芸術文化課で主に支援事業に携わり、国際課課長補佐を経て、平成29年4月より独立行政法人日本芸術文化振興会基金部企画調査課長に着任。現在に至る。
日時:8月28日(火)19:30スタート
会場:千代田区かがやきプラザ「ひだまりホール」

東京都千代田区九段南1-6-10 かがやきプラザ1階
東京メトロ東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅から徒歩5分
料金:一般1,000円 独立映画鍋会員は無料
予約不要・先着順 混雑状況によっては、立ち見や入場をお断りする場合もございます事を予めご了承下さい。
※今回、講座後の映画鍋主催による打ち上げはありません。
主催:NPO法人独立映画鍋 共催:OurPlanet-TV 協力:文化庁
お問い合わせ:特定非営利活動法人独立映画鍋 070-5664-8490(11:00~18:00)  info@eiganabe.net
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